市立豊中病院

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循環器内科-【豆知識】心臓のリハビリを始めましょう!

循環器内科 |【豆知識】心臓のリハビリを始めましょう!

2015年2月13日

市立豊中病院心臓病センターでは平成25年5月より心大血管リハビリテーション(心臓リハビリテーションまたは心リハともいいます)を始めました。心臓リハビリテーションとは、心臓病をお持ちの方の再発予防や社会復帰を目的として、運動療法、薬物療法、食事療法、禁煙などの生活習慣の改善を行っていく総合的なプログラムです。

急性心筋梗塞や狭心症は動脈硬化がもとになって起こります。高血圧、糖尿病、脂質異常症は動脈硬化危険因子とよばれ、それらを放置すると動脈硬化はさらに進行し、病気が再発してしまいます。また将来的に心臓が次第に動かなくなる状態になり、心不全で死亡する可能性が高くなってしまいます。心臓病を発症した後には定期的な診察はもちろんですが、運動療法や生活習慣の指導といったアフターケアを継続して行うことが、日常生活の質の向上や健康寿命に大切であることが研究の結果明らかになってきました。

適切な有酸素運動や筋力を維持するトレーニングは体力を維持、向上させますが、心臓に問題を抱えている患者様では運動の強度が弱すぎると効果が薄く、強すぎると危険を伴います。このため病気を起こして間もないころや退院後しばらくの間は医師の監視下に運動を行うことが勧められます。

イメージ画像適切な運動の強さを設定するために当院では心肺運動負荷試験(CPX)と呼ばれる運動能力テストを行い、“効果があって危険でない”運動レベルを測定します。最終的にはご自身で適切な運動習慣を作って頂き、長く継続して頂くことを目的としています。
3階リハビリテーション科内に新設された心臓リハビリテーション室では1時間程度をかけてストレッチ、筋力トレーニング、自転車こぎなどの運動をおこないます。この際、心電図を装着し、不整脈や狭心症の発作がないかスタッフが常に注意しています。また個別カウンセリングや集団指導(心臓病教室)を受けることで自信と知識が身につき、病気の再発を減らすことが出来ます。心リハは医師だけでなく看護師や理学療法士、管理栄養士、薬剤師、生理検査技師、臨床工学技士やその他の病院スタッフが協力して行う総合的な治療法といえます。

心リハの効果としては、(1)運動能力が増加し、楽に動けるようになる。(2)動脈硬化危険因子を改善する。(3)狭心症や心不全の症状が軽くなる。(4)不安やうつ状態が改善する。(5)血管が柔らかくなり自律神経の働きが良くなる。(6)将来的に心筋梗塞の再発や突然死を予防し死亡率を減らす。心不全の再入院を減らす、等があげられます。
尚、心臓リハビリテーションは健康保険が適応される診療です。リハビリを受けることの出来る病気(状態)と期間が決まっていますので、興味のある方は当院循環器内科医師にお尋ねください。(かかりつけ医からのご紹介も可能です。)

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